第100回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会を下記のごとく開催いたしますので、多数ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
藤原 靖弘(大阪市立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
2018年(平成30年)5月26日(土)
大阪国際交流センター
〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8-2-6
2017年12月20日(水)~2018年2月14日(水)正午
シンポジウム、パネルディスカッション、ビデオワークショップ、ワークショップの演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題申し込みについての注意事項は、上記演題登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら第100回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki100@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。
主題、一般演題とも、すべての発表はPCプレゼンテーションとします。
スライド発表はできませんのでご注意ください。
アンメットメディカルニーズに対する内視鏡の役割
―上部消化管疾患の診断・治療―
石原 立(大阪国際がんセンター消化管内科)
永見 康明(大阪市立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
画像強調観察や拡大内視鏡、ESD、様々なデバイスや新しい手技などの登場により、内視鏡診断、治療は近年飛躍的な進歩を遂げました。しかし、それでもなお、見逃しや診断困難な病変は存在し、高齢化に伴う適応や抗血栓薬の問題、治療困難な状況など未だ解決されていない課題は多く存在します。本セッションでは、アンメットメディカルニーズ、つまりいまだ解決されていない医療ニーズに関して、食道から十二指腸に至る上部消化管領域における内視鏡診断、治療の課題と今後の展望について、良性、悪性疾患を問わず幅広い演題を募集し、有意義な議論ができる場にしたいと考えています。多くの演題の応募を期待します。
アンメットメディカルニーズに対する内視鏡の役割
―胆膵疾患の診断・治療―
美登路 昭(奈良県立医科大学 第三内科)
保田 宏明(京都府立医科大学 消化器内科学)
胆膵疾患の診断・治療において、ERCPやEUSなどの内視鏡手技が必要不可欠であり、非常に重要な役割を担っていることに議論の余地はない。これまでも、内視鏡に関する数多くの新しい技術やデバイスが開発、臨床応用されることで、内視鏡手技が胆膵診療の進歩に多大な貢献をしてきた。一方で、膵臓癌の早期診断、膵嚢胞性疾患の鑑別診断、IPMNの経過観察法や手術適応、膵臓癌や慢性膵炎の疼痛コントロール、膵胆管stentingのre-intervention、WONの治療、ERCP後膵炎の予防など、胆膵領域の疾患には、診断や治療において現在でもなお数多くの課題が存在している。本セッションでは、アンメットメディカルニーズ、つまり未だ満たされていない医療ニーズに関して、胆膵領域における内視鏡診療の課題と今後の展望について、有意義な議論ができる場にしたい。デバイスなどの基礎的研究から今後の保険収載に向けた臨床研究までの幅広い分野において、多くの施設からの演題応募を期待する。
アンメットメディカルニーズに対する内視鏡の役割
―下部消化管疾患の診断・治療―
樫田 博史(近畿大学医学部 消化器内科)
佐野村 誠(北摂総合病院 消化器内科)
高齢化や生活習慣を背景として下部消化管疾患は増加傾向にあり、今後も内視鏡診療は重要な役割を担うものと考えられる。内視鏡におけるアンメットニーズには諸臓器に共通の事項が多いが、下部消化管は上部に比して検査・治療の高侵襲性が問題なので、対象者をいかに絞り込んで検査効率を上げ、いかに低侵襲化を図るかということがメインテーマであろう。具体的には、何歳まで検診の対象とするのか、内視鏡による大腸癌検診の可能性は、カプセル内視鏡の位置づけは、画像強調観察・拡大観察の活用法は、cold polypectomyの位置づけは、resect & discard は許されるのか、EMR/ESD をより確実・完全に施行するには、治療後のサーベイランス法は、高リスク患者での工夫は、炎症性腸疾患における内視鏡の役割は、憩室出血の治療法は、など問題は山積している。
今後の下部消化管内視鏡診療の方向性を示すような演題を幅広く募集する。パネルディスカッションなので、応募内容を見た上でいくつかのポイントに的を絞り、ある程度のコンセンサスを目指したい。
胆膵内視鏡診療におけるdo and don’t
岡部 純弘(加古川中央市民病院 消化器内科)
杉森 聖司(大阪市立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
胆膵内視鏡には数多くの手技があるが、適切な処置を適切な状況下で実施すれば有用な結果をもたらす手技も、使い方を誤ると十分な効果が発揮されないばかりか、患者に大きな不利益をもたらす可能性もある。代表的な胆膵内視鏡は、ERCPおよびEUS関連手技であるが、両者ともに多岐にわたる処置が発達し、それに伴って多種類のdeviceの開発や臨床応用が行われている。さらに、手技上の創意工夫も数多く存在するが、必ずしも十分なevidenceとして確立していないものもみられ、特に最近になって急速に発展したEUS関連手技(Interventional EUS)の分野では、その傾向が強い。一方、胆膵内視鏡の領域は難易度の高い手技が多く、偶発症が少なからず存在するのも事実である。
本ワークショップでは、ERCPやEUSを用いた胆膵内視鏡における様々な手技に関して、成功のための工夫、および偶発症を減らすための留意点などを中心とした各施設の取り組みを動画の供覧を交えて議論することにより、日常診療に役立つ情報を共有できる場としたい。幅広い施設からの多数の演題応募を期待する。
知っていて得する内視鏡所見
中村 志郎(兵庫医科大学炎症性腸疾患学講座内科部門)
井口 幹崇(和歌山県立医科大学 消化器内科)
近年内視鏡医学の進歩はめざましく,消化器領域においてはほぼ必須の検査として広く普及するようになった。内視鏡の一番の強みは検体を採取できることで,診断確定と治療方針決定に向けた有効な診断ツールである。また,機器の進歩により画質は飛躍的に鮮明となり,内視鏡画像所見と病理組織所見の対比による内視鏡診断学もより精度を増してきている。症例の積み重ねにより疾患特異的な内視鏡画像所見も多数報告され,診断確定における内視鏡所見の影響は大きくなってきている。また,内視鏡所見から潜在する全身疾患の発見につながることも少なくないであろう。
本ワークショップでは,良悪性にかかわらず診断や治療に役立つ内視鏡所見や分類法,新しい内視鏡診療機器で発見された新所見,頻度は稀だが一度経験していれば即診断につながる特徴的な所見など,「知って得する内視鏡所見」に関して領域を問わず広く募集する。
〈Fresh Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)
研修医(卒後2年以内)からの教育的な症例報告
〈Young Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)
専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研修・症例報告)
〈ハンズオンセミナー〉
「胆膵ERCP」、「消化管 上部、下部」
この度、文部科学省、厚生労働省より、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」が、2014年12月に通知され、2015年4月より施行されました。
これに伴い、2016年10月以降の日本消化器内視鏡学会学術集会へ応募される演題については、本指針に基づき、各機関等における倫理審査委員の承認を得て行われた研究であることが必須になり、申告していただく事になります。
詳細につきましては近畿支部ホームページ(http://www.jges-kinki.gr.jp/)をご参照ください。
受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計4名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。
それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。
日本消化器内視鏡学会では、平成24年3月1日より本学会における『臨床研究の利益相反に関する指針及び同細則』を施行しております。近畿支部においてもこの指針及び細則が適用されますので、演題を申し込む先生は近畿支部ホームページ(http://www.jges-kinki.gr.jp/)の『利益相反』をご参照のうえ、演題申し込み時と発表の際に利益相反の開示をお願いします。
また、支部例会当日の演題受付の際、PC受付にて筆頭演者及び共同演者全員の利益相反に関する申告書の提出が必要となります。
事務局:
大阪市立大学大学院医学研究科 消化器内科学
〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
運営事務局:
株式会社サンプラネット メディカルコンベンション事業部
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10住友成泉小石川ビル6F
担当:高倉 秀義
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki100@sunpla-mcv.com
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