第175回 日本消化器内視鏡学会東北支部例会
2026年2月6日 - 2026年2月7日
※日本消化器病学会東北支部第220回例会と合同開催
会長
花畑 憲洋(青森県立中央病院消化器内科)
会期
2026年2月6日(金)~7日(土)
会場
フォレスト仙台(仙台市)
〒981-0933
宮城県仙台市青葉区柏木1丁目2−45
例会ホームページ
https://www.tohoku-kyoritz.jp/g220-e175/index.html
演題募集期間
2025年10月8日(水)~ 11月5日(水)正午予定 11月12日(水)正午
演題登録期間を延長しました。
募集内容
テーマ「未来につなぐ消化器病と内視鏡学の知と技」
プログラム
●主題演題
シンポジウム(公募)合同
1.(内・消)「消化器疾患の継往開来」
近年、消化器病領域では、炎症性腸疾患に対する生物学的製剤や、肝細胞癌に対する複合免疫療法など、新規薬剤を用いた革新的な治療が次々と登場しています。
内視鏡領域においても、Gel immersion endoscopyや局所吸収性止血剤を活用した止血術、新規ステントの導入、RIC(再狭窄抑制内視鏡的拡張術)、消化管バイパス術、さらに消化管腫瘍に対するunderwater ESD/EMRやEFTRといった新技術が進展しています。
また、interventional EUSを用いた胆管閉塞・胆嚢炎・膵周囲液体貯留への介入、TXIやLCIなどの画像強調技術、AIによる診断支援技術も加わり、診療は大きな進化を遂げています。
一方で、従来からの薬物療法や内視鏡手技も、最新技術や知見と組み合わせることで再評価され、新たな価値を見出す場面も少なくありません。
本セッションでは、「継往開来」の精神のもと、過去の知恵を受け継ぎながら、未来を切り拓く取り組みを広く募集いたします。より良い消化器診療の実現に向けた、各施設における新たな実践や工夫について、自由な形式での発表と活発な議論を期待しています。
2.(内・消)「診療科横断的な消化器病診療の現状と課題」
消化器疾患は単一臓器にとどまらず、他診療科と密接に関連することが少なくありません。たとえば、免疫チェックポイント阻害薬や抗CD20抗体などの薬剤による消化管・肝障害、血管炎など膠原病に伴う消化管病変、炎症性腸疾患の腸管外病変、悪性リンパ腫や骨髄異形成症候群に関連した消化器病変、脂肪肝疾患(SLD)と代謝機能障害、さらにはIgG4関連疾患による消化器および全身臓器障害など、対象となる病態は多岐にわたります。
これらの診療には幅広い専門的知識が求められると同時に、病理医を含む他診療科との緊密な連携が不可欠です。複雑な症例においては、消化器内科のみでの対応が困難な場面も多く、診療科の垣根を超えたチーム医療体制の構築が強く求められています。
しかし現実には、情報共有の不十分さや診療方針の相違など、連携を阻む障壁も存在します。本セッションでは、診療科横断的な視点から、他科との連携の工夫や課題、成功事例、体制整備、さらには教育への応用に至るまで、各施設の実践と経験に基づく自由な形式での発表と、活発な意見交換を期待しています。
●パネルディスカッション (公募・一部指定)
(内)「働き方改革時代の内視鏡教育の現状と工夫」
内視鏡診療の高度化・専門化が進む一方で、医師の働き方改革の推進や各種ハラスメントへの意識の高まりにより、若手医師への内視鏡教育には、これまでとは異なる新たなアプローチが求められています。
モデルやシミュレーターを用いた事前学習の指導に加えて、緊急あるいは時間外の内視鏡処置を通じた教育は、指導医にとって大きな負担となっているのが現状です。
しかしながら、診療機会はまさに一期一会であり、若手医師にとっては限られた時間の中で実践的な経験を積み、スキルを高めていくことが極めて重要です。とりわけ、消化器内科医の少ない東北地方においては、働き方改革以降の診療体制の変化(たとえば、時間外緊急内視鏡への対応体制の変遷など)や、教育手法の刷新が喫緊の課題となっています。
本企画では、指導医からの取り組みに加え、若手医師からの視点や提案も広く募り、内視鏡教育の今後のあり方について多角的な議論を行いたいと考えています。
●特別シンポジウム(公募・一部指定)合同
(内・消)「シニアからの提言:若手に伝えたい、ベテラン消化器病・内視鏡医の心に残る症例・研究」
特別シンポジウムとして、45~55歳の先生方を対象に、ご自身の経験に基づく、消化器病・内視鏡専門医を目指す若手医師に伝えたい、心に残るような症例や研究における失敗談などについてのセッションを企画いたしました。症例報告も含めて自由な形式の発表で行っていただき、若手にとって最も心に残った演題については、表彰状と奨励金を授与いたします。多数の演題のご応募をお待ちしております。
●一般演題(公募)
消化器病・消化器内視鏡に関する演題を広く募集します。なお、特別企画「目指せ!消化器病専門医からの報告」とプレナリーセッション「めざせ!消化器内視鏡専門医」に残念ながら選出されなかった若手の先生方の演題も、一般演題としてご発表していただきます。
●第31回プレナリーセッション
(内)「めざせ!消化器内視鏡専門医」
今回も消化器内視鏡専門医を目指す若手医師を対象としたプレナリーセッションを行います。これから消化器内視鏡専門医を目指す卒後2年以内の研修医と、卒後3年から5年の専攻医の先生方を筆頭演者として、合計5名の優秀演題を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに上位3名の筆頭演者は後の日本消化器内視鏡学会総会へ本部から招待されます。多数の若手医師の応募を期待しています。
●研修医・専攻医セッション
特別企画またはプレナリーセッションから漏れたものは研修医・専攻医セッションとして独立させる予定
●キャリア形成部門
「未来の消化器内科医・消化器外科医・消化器内視鏡医へのメッセージ」
医学科の学生および研修医を対象にアンケートを実施し、将来、消化器内科医・消化器外科医・消化器内視鏡医を目指すことに対するイメージ、感じているメリットや障壁、そして先輩に聞きたいことなどについて意識調査を行います。その結果をもとに、現役の先輩パネリストとともに、同じ志を持つ仲間を増やすための課題や方策について議論したいと考えています。
●エキスパートセミナー・ランチョンセミナー
事務局
弘前大学大学院医学研究科消化器血液免疫内科学講座
〒036-8562
弘前市在府町5
担当:五十嵐昌平(青森県立中央病院消化器内科)
後藤章子(弘前大学大学院医学研究科消化器血液免疫内科学講座)
TEL:0172-39-5053 FAX:0172-37-5946
E-mail:ichinaidummy@hirosaki-u.ac.jp
運営事務局
株式会社東北共立
〒982-0001
宮城県仙台市太白区八本松2-10-11
担当:小足賢一、千葉孝明、矢作佳織
TEL:022-246-2591 FAX:022-399-7749
E-mail:jges175_jsge220dummy@tohoku-kyoritz.co.jp