日本消化器内視鏡学会では、平成23年1月よりすべての医学研究に係る産学連携活動において、個人が深く関与することに関連し生じる利益相反※(conflict of interest : COI)状態を組織として適切に管理する必要性から、指針及び細則を規定しております。
本学会における利益相反マネージメントの考え方は、1)研究機関及び研究者は、産学連携にかかる医学研究の実施に関して医学性、倫理性、科学性の担保を前提に、利害関係にある企業、法人組織、団体からの外部資金(寄附金、研究助成金、契約による研究費等)、医薬品・機器、及び役務等の提供を公正にかつ適正に受け入れる。2)当該研究成果の質と信頼性を確保するために、提供された内容等の詳細情報をもとに予め管理し、臨床研究実施計画書、COI申告書及び論文に適切に記載し公開する。3)第三者から疑義を指摘されれば、説明責任を果たすことを基本としています。これらを遂行するためには、明確な指針が必要となりますが、研究者にとって利益相反指針が学会ごとで大きく異なると混乱をきたしてしまう可能性を考慮し、2020年度より、内科系関連学会の共通指針に参画することで、異なるCOI指針に左右されることなく、適正に遂行できるよう改定を行っております。
つきましては、会員及び会員外の皆様に対しても、指針及び細則を遵守して頂きますようお願い申し上げます。
※利益相反(COI)とは、本学会が推進する医学医療の研究により、社会に還元される公的利益と産学連携等により生じる私的利益があり、このような二つの利益が学会員個人の中に生じる状態を指します。
2020年9月23日
利益相反委員会
指針(2020年9月23日改定)
細則(2020年9月23日改定)
各種COIフォーム
1. 社団評議員・役員等の申告フォーム
[様式3]役員等COI申告書(2020年9月23日改定)
各会会長のCOIの申告期間は会期から遡って3年分となります。適宜、申告書の日付をご修正いただきますようお願い申し上げます。
2. 和文誌の申告フォーム
[様式2B] 著者のCOI申告書(2020年9月23日改定)
記載例
3. 学術講演発表時の申告フォーム(総会・支部例会・JDDW等)
2021年度(2021年3月以降の演題登録)より、企業主催・共催の講演会等について座長および司会者も様式1および発表時スライドでのCOI状態の開示が必要となります。
申告については、様式1および様式1-Aまたは様式1-Bの発表者名の欄を座長名または司会者名としてください。
[様式1] 発表者(共同演者含む)COI申告書(2020年9月23日改定)
記載例
講演:主題演題 ※スクリーンの最初に掲示
スライド用:[様式1-A] 申告すべきCOI状態が「ある」場合 (
スライド用:[様式1-B] 申告すべきCOI状態が「ない」場合
ポスター発表時 ※ポスター掲示の最後にCOI状態を開示
[様式1-C] 申告すべきCOI状態が「ある」時或いは、「ない」場合 (
項目 | 様式1-A.B.Cについての内容と申告基準の説明 |
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①報酬額 | 1つの企業・団体から年間100万円以上のもの |
②株式の利益 | 1つの企業から年間100万円以上あるいは当該株式の5%以上保有 |
③特許使用料 | 1つにつき年間100万円以上のもの |
④講演料 | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上のもの |
⑤原稿料 | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上のもの |
⑥研究費、助成金等の総額 | 1つの企業・団体から、医学系研究(共同研究、受託研究、治験など)に対して、申告者が実質的に使途を決定し得る研究契約金の総額が年間100万円以上のもの |
⑦奨学(奨励)寄附など | 1つの企業・団体から申告者個人または申告者が所属する講座・分野または研究室に対して、申告者が実質的に使途を決定し得る寄附金の総額が年間100万円以上のもの |
⑧企業等が提供する寄附講座 | 実質的に使途を決定し得る寄附金の総額が年間100万円以上のもの |
⑨旅費、贈答品などの受領 | 1つの企業・団体から年間5万円以上のもの |
下記どちらかの方法で提出して下さい。なお、学術講演会発表時の申告書については、各総会、各セミナー、各支部例会の運営事務局に提出して下さい。
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