日本消化器内視鏡学会は、その前身を日本胃カメラ学会と称し、1959年(昭和34年)に設立され、1961年(昭和36年)に日本内視鏡学会へと発展し、次いで1973年(昭和48年)に現在の名称に変更されております。本邦の消化器内視鏡の発展は、1950年に医師および光学技術者の協力により胃カメラが開発され、その後の改良と臨床応用、さらにファイバースコープ、電子内視鏡の開発改良・普及を見るに至っております。現在では、食道・胃・十二指腸・大腸のみならず、空腸・回腸・胆道・膵管、さらに胆のうなどの広範な消化器分野の内視鏡診断と治療が可能になっています。さらに、近年のITの進歩により、内視鏡所ファイリングシステムやAIの面でも大きな発展をとげようとしており、本邦の消化器内視鏡医学は世界の最先端をリードしている領域のひとつであります。
現在、井上晴洋理事長のもと、本学会の会員数は35,000人(2020年4月現在)を超え、下部組織として全国に10支部を擁し活発な活動を行っており、年2回の学会総会を中心に、各支部例会、全国・支部教育セミナーを開催するとともに、和文誌・英文誌(2019年のIF: 4.774)などの学会誌も定期的に発刊しています。
今回、本学会が第100 回総会の節目を迎えるにあたり、消化器内視鏡の発展、歴代総会の紹介、専門医制度の歴史、学会誌の歩み、内視鏡医療機器の進歩、各種資料などの項目立てを行い、本学会歴代理事長のご挨拶、国内外の関係学会理事長先生からの祝辞などを掲載し、2020年秋の第28 回日本消化器関連学会週間(JDDW)での本学会第100回総会(河合 隆会長)の時に、第100回記念誌を発刊することとなりました。
是非ご一読頂き、本学会の歴史や活動内容をご理解して頂けますと幸甚でございます。最後に、この記念誌発刊に御協力下さった関係各位にこの場をお借りして感謝の意を表しますとともに、作成委員会メンバーと学会事務局の方々に心からお礼申し上げます。
日本消化器内視鏡学会 総会第100回記念誌作成委員会
担当理事 田中信治
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