一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 Japan Gastroenterological Endoscopy Society

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2023年 年頭所感

理事長 田中 信治

 

 2023年の年始にあたり,ご挨拶を申し上げます。

 2020年春から始まったコロナ禍もついに4年目に突入し,昨年2022年も,社会活動が制限された大変な1年でした。新型コロナウイルスも,デルタ株からオミクロン株にシフトしましたが,なかなか感染の完全収束は見られておらず,学会や研究会はハイブリッド開催が続いております。

 このような状況下,第103回JGES総会(2022年5 月13〜15日)が京都において,緒方晴彦会長のもと「Imagination and Innovation with Intelligence」をメインテーマとして盛会裡に開催されました。この総会は,ENDO2022(President:Fabian Emura先生, Co-President:Hisao Tajiri先生)と同時に開催でしたが,万全の準備を尽くしたハイブリッド形式で,多くの参加者(10,716人)が現地とWEBで安全に参加できました。ただし,ENDO2022に関しては,海外の先生がほとんど来日出来ずWEB参加となりました。第46 回JGES学会セミナーは,2022年9月4日に,斉藤裕輔会長のもと,ハイブリッド形式にて札幌で開催され,合計2,221人という多くの参加者で盛会でした。 第104回JGES総会(JDDW 2022,2022年10月27〜29日)は博多において,植木敏晴会長のもとハイブリッドで開催されました。現地で6,584人以上の参加,JDDW 全体で21,336人を超える参加者があり(2022年10月29日現在),ハイブリッドではありましたが会場に活気のある雰囲気を久しぶりに体感し,学会の対面開催の重要性を痛感しました。なお,今回のJDDWは30周年ということで記念式典やコンサートも開催されました。

 コロナ禍でWEBが広く普及し安定してきたこと,子育て中の女性医師や開業医の先生方の状況も考慮して,今後は,学会(総会,支部例会)は原則対面開催(やむを得ない場合はハイブリッド開催),聴講がメインのセミナー(学会セミナー,重点卒後教育セミナー,支部セミナー)は原則WEB開催としていくことが理事会で決定しています。

  会員約35,000人(2022年8月時点で日本医学会分科会第4位の会員数)を擁する本学会の抱えている課題は多く,専門医制度の整備,JED(Japan Endoscopy Database)プロジェクトの推進,教育・研修システムの改革と充実,女性内視鏡医のキャリアサポート,国際化事業の継続とさらなる発展,英語セッションの充実,ガイドラインの整備,医療安全・倫理の問題,世界的視野に立った産学官共同事業の推進などが山積しています。一方で,JGES Internationalという本学会の国際学会を総会とは独立した日程(1〜2日)で2025年の第1回開催を目指すことが理事会で承認され,準備委員会がすでに開催に向けた具体的な検討に入っています。JGES国際化の強化が期待されます。

 JGESの英文誌DEN(Editor-in Chief: Takayuki Matsumoto先生)のImpact Factorは,波はあるものの順調に上昇を続けておりますし,その姉妹誌のDEN Open(Editor-in Chief: Takao Itoi先生)も投稿しやすいように投稿料の大幅な値下げを検討中で,昨年3月には早くもPubMed Central に収載されました。

 本年は,5月25~27 日に第105回JGES総会が松本主之会長のもと東京で,第47 回JGES学会セミナーが2023年9月24日に佐藤 公会長のもとオンデマンド配信で,第106回JGES総会(JDDW 2023,2023年11月2〜5日)が神戸で塩谷昭子会長のもと開催されます。 多くの会員の参加と活発な議論を期待しています。

 最後に,今年こそコロナ禍の完全収束を期待しています。コロナ問題に関しては,決して過剰反応すること無く,医学的・社会的見地から適切な対応を取りながら,withコロナからpostコロナへの時代をうまく乗り越え,本学会のさらなる発展を目指して頑張って参ります。引き続き、会員の先生方のご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。