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2026年10月14日国際関係

田尻久雄 名誉理事長、WEO Lifetime Achievement Award 2026 受賞

 2026年9月24日から26日まで、南アフリカ共和国・ケープタウンで開催された第5回世界内視鏡学会(ENDO 2026)において、本学会名誉理事長の田尻久雄先生が「WEO Lifetime Achievement Award 2026」を受賞されました。

 本賞は、World Endoscopy Organization(WEO)の活動と使命に対する長年にわたる顕著な貢献に加え、消化器内視鏡学の発展における国際的なリーダーシップ、学術的業績を総合的に評価して授与される、WEOにおける最高位の栄誉の一つです。これまで、Jean-François Rey先生(フランス)、Nageshwar Reddy先生(インド)、Jerome D. Waye先生(米国)など、世界の消化器内視鏡学を牽引してきた著名な先生方に授与されてきました。このたび、田尻先生は日本人として初めて本賞を受賞されました。これは、田尻先生ご自身の長年にわたる国際的な活動と功績が高く評価されたものであると同時に、世界の消化器内視鏡学の発展に対する日本の貢献が国際的に認められた極めて意義深いものです。

 今回の受賞の背景には、田尻先生が長年にわたりWEOの中心的な役割を担い、世界各地域の消化器内視鏡医学の発展に尽力されてきたことがあります。特にアジア諸国をはじめ、中東、アフリカなど、内視鏡医療の普及や人材育成が十分ではない地域において、それぞれの国・地域の医療環境や社会的背景を尊重しながら、単に日本の医療技術を伝えるのではなく、「その地域で持続可能な内視鏡医療をどのように育てるか」という視点を大切にして、教育、技術移転、人材育成に取り組んでこられました。また、国際的な学術交流や教育活動を通じて、世界各国の内視鏡医とのネットワークを築き、次世代を担う人材の育成にも継続して力を注いでこられました。その活動は、内視鏡技術の普及にとどまらず、「人を育て、地域の医療を育てる」という国際協力の理念に根ざしたものでした。今回の受賞は、田尻先生のこれまでの歩みを称えるものであると同時に、日本の消化器内視鏡医学が世界の発展に果たしてきた役割を象徴する出来事でもあります。日本の消化器内視鏡医学は、現在、世界をリードする高度な技術と豊富な臨床経験を有しています。その強みを国内にとどめることなく、世界各地域の医療の発展につなげていくことは、これからの日本の内視鏡医療に求められる重要な使命の一つです。

 なお、本賞の受賞にあたり、南アフリカ共和国政府代表部において複数の政策分野を担当されており、南アフリカにおける医療課題に取り組まれるとともに、国際的な医療関連の外交について協議・交渉を担当されています南アフリカ共和国国連代表部 第1書記のSilas N. E. Sekonyana氏から祝辞が寄せられましたので、ご本人の了承を得てご紹介いたします。

Silas N. E. Sekonyana氏 祝辞文

WEOのmissionや活動内容についてはこちらをご参照ください。
https://www.worldendo.org/about-us/our-mission

 

日本消化器内視鏡学会
広報委員会

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