2019年10月28日
2019年10月6日、ドイツのMeinhard Classen先生が83歳で永眠されました。謹んで哀悼の意を表します。
Technical University of Munich(ドイツ)で教授を務められたClassen先生は、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)のパイオニア的存在で、1974年に内視鏡的乳頭切開術(EST)を川井啓市先生(京都府立医科大学名誉教授)らとともに、世界で初めて報告されました。内視鏡医学界にとっては歴史に残る偉業であり、この手技は、総胆管結石に対する標準的治療として行われるほかに、ステント留置など各種胆膵内視鏡治療、診断に際して必須の手技として、現在も日常的に用いられています。
ここに生前に残された多くのご功績に心より敬意を表しますとともに、深く哀悼の意を表し、謹んでお知らせ申し上げます。
Classen先生の略歴はこちらをご覧ください。
なお、埋葬式は2019年10月30日、オーストリアのウィーン(Mauer cemetery、1230 Vienna, Friedensstrasse 16)で執り行われるとのことです。