2017年2月28日
2012年に本学会より「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」が発表されてから、消化器内視鏡診療は、消化管出血リスクより休薬に伴う血栓・塞栓症リスクに重点を置く方向に変化致しました。
しかし、ガイドライン発表後に上市された多くのDOAC(direct oral anticoagulants、NOAC novel/non-vitamin K oral anticoagulantsと同義)に関しては、消化器内視鏡時の休薬基準について一定の見解が出されておらず、実臨床では施設ごとに様々な対応がなされ、混乱が生じております。また、経口抗凝固薬(ワルファリン・DOAC)休薬の代替療法として施行されるヘパリン置換についても出血リスクの上昇が明らかとなって参りました。
そこで、本委員会ではDOACを含めた経口抗凝固薬服用者に対する消化器内視鏡診療についての新たなステートメントを作成することとし、この度、草案が完成致しました。
つきましては、会員の皆様から広くご意見をお寄せいただきたく、パブリックコメントを募集致します。
ご多忙中恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
◆意見募集締切: 平成29年3月14日
◆送付先 : info@jges.or.jp
◆記載内容:
・メールタイトル/ ガイドラインパブリックコメント
・本文/①氏名 ②ご所属 ③対象頁、段落、記載内容
④コメント、⑤根拠となる文献または、資料
募集期間が終了となりましたため締切とさせていただきます。
貴重なご意見をお寄せ頂き、誠にありがとうございました。
・ガイドラインが公開となりました(2017.7.20)
・頂いたご意見と、ご意見への回答(対応)はこちら(2017.7.28)
※コメント、質問等につきましては個別の回答は致しかねますので何卒ご了承ください。
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン
(抗凝固薬に関する2017年追補版)委員会
委員長 加藤 元嗣
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